少数精鋭の組織ほど チャレンジしがいのある 制度です。

課 題   : 社員の退職金が中退共だけでは足りない
        効果的な資産運用をはかりつつ、退職金を目標額まで確保したい

導 入 月   : 2023年5月

制 度 設 計 : 給与に上乗せして支給(勤続年数×役職時に応じた掛金額)

企業型確定拠出年金制度を導入し、9ヶ月目を迎える株式会社サン・グリーン様。
弊社を通じた 九州エリアでの導入例としては、まさに先駆けと言える存在です。
一般的に従業員数30名以下の中小企業の場合、導入が難しいとされている企業型確定拠出年金制度ですが、
サン・グリーン様の従業員数は10名以下。
加入対象者が1名からでも導入が可能な弊社のサービスを、十二分に活用してくださっています。
今回は代表取締役である宗様に、導入のプロセスやその後の運用などについてお話を伺いました。

ーーサン・グリーン様はどのような企業でしょうか?

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植物の卸売りと貸植木業との2つの事業を営んでいます。切り花や観葉植物の生産が盛んなこの土地に拠点を置き、今年で46年目。12,000㎡の広大な農場を構えて植物の生産・管理を行っています。バブル期には百貨店・ホテル・商業施設向けの貸植木業が拡大し、全国の生産者・流通業者とのパイプが一層太くなりました。おかげさまで、長年に渡ってお客様に喜ばれる個性的な植物の生産と流通ができています。

 

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ーー企業型確定拠出年金制度を導入した経緯を教えてください。

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導入の2年前に定年退職をする社員が2名おり、退職金を用意するという出来事がありました。その期はたまたま業績が良かったため、無事に支払うことができましたが、向こう10~15年を見据えて何か手を打たないと、という危機感を覚えました。また、会社としてきちんと将来に向けて備えている姿勢を見せ、働き手の不安を取り除くことができれば、安心して仕事に取り組んでもらえるかなと思ったのがきっかけですね。

 

ーー制度導入のパートナーに弊社をお選びいただいたきっかけは?

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お小遣いの範囲ではありますが、個人で株式投資をやる中でSBIさんとお付き合いがあったため「こういう制度を導入したいんやけど!」と私から相談させていただきました。グループ会社には住信SBIネット銀行さんがあり、法人の支払い決済にも活用させてもらっています。投資に関する手数料はもちろん、全国のお取引先とのやり取りにおける費用が抑えられるのも、いいところですね。個人的にも、会社としてもお世話になる中で、すでに信頼関係があったことから「SBIさんが提案してくれるものなら間違いないだろう!」と導入に際して、迷いは一切なかったです。グループには、銀行の他に証券会社もあって、投資商品が豊富なのも魅力に感じました。最近になって商工会議所や他の証券会社さんからも営業を受けるようになりましたが、SBIさんを上回る提案は、今のところないかなと感じています。

 

ーー実際に制度を導入してみて感じたこと、社内に起きた変化などはありましたか?

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とにかくフォローが手厚い。分からないことがあれば専任担当者の方に気軽に質問できるし、より専門的なことについてはコールセンターを案内してくれるなど、いつも一番早くて確実な解決法を提示してくれます。申請先である厚生局へ提出する書類の細かな表現の添削など、根気よく付き合ってくださったことが印象に残っています。社内にはまだ大きな変化はないですが、一人ひとりと定期的に面談をして「君の投資信託の状況はいま、こんな感じ。これが横ばいになるのか上がっていくのかは分からないけれど、波があるのが当たり前のものだから」とグラフを見せながら説明しています。嬉しいことに、現在9カ月経過で社内平均はおよそ15%アップの状態。「自分で運用するのは怖いから」と、投資先の選定を私に頼って遠巻きに見ていたメンバーも、だんだんと投資に興味を持ちだしてくれているように思います。

 

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ーー最後に、企業型確定拠出年金制度の導入を検討中の経営者の方へメッセージをお願いします。

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「事前に予習をしておくこと」は大切にしてほしいですね。個人的な投資経験があった私も、多少の予習をしてから導入に踏み出しました。経理責任者など、担当者に投資経験や投資商品に関する理解があった方がよりいいと思います。また、導入当初はベースとなる制度設計や就業規則の再編成など、経営に直結するような諸々の選択と判断の必要があります。決して担当者に任せきりにせず、むしろ経営者が自ら手を動かすなど、積極的に関わっていくべきだと思います。どんな時もSBIさんがしっかりフォローしてくれますので、苦手意識を持たずに挑戦してみてほしいです。

あとは「焦らず長期的な目線で考えること」。初回の設計で完全なものはつくれません。まず導入するのが第一段階。そして1年ほど運用して、経営状況や一人ひとりの定年に達するまでの年数などを反映した第2設計をしようと思っているのが丁度いまです。この先も、また1年ぐらいしたら第3設計を、と考えています。少しずつ会社や個人それぞれに合った形をつくりあげていくことは難しくもあるけれど、重要なことだと思います。少数精鋭のチームで頑張っている企業にこそ、それができる可能性は無限にあると思うので、ぜひ導入をおすすめしたいですね。